サンセベリアの育て方を調べる

ハイドロカルチャーで育てるサンセベリアの鉢植えは、ホームセンターによって、底に穴が空いていない鉢で売されているお店と、底に穴が空いている鉢で販売されているお店がありました。園芸コーナーの店員さんに育て方を聞いてみると、「乾いたら底から1cm程度水を入れる」、「トレイに水を常にため鉢を乗せておく」と、水の管理方法も違ったものでした。

そこで、インターネットで情報を集めて、サンセベリアを育てることにしたのですが、様々な情報が入り乱れていました。その状況についてまとめてみました。

サンセベリアの植え替え直後の管理

インターネット上の情報

サンセベリアの情報

【土植え→ハイドロカルチャー】
植え込み材ごとに水を加えてください。腰水タイプなら容器底に1/5ほど貯まるくらい。保水タイプなら容器の1/4ほどの水を入れて底に水が貯まらないように植え込み材に保水させます。最後に水を入れます。容器の五分の一くらいの高さまで入れれば十分です。


土植えからハイドロカルチャーに植え替えたら、一週間くらい日光の当たらない部屋で休ませてください。植え替えたばかりの根は傷ついていることが多く、そのときに強い光を当てると植物が弱ってしまいます。また、根が傷ついているときに肥料は与えないようにしてください。

https://hydroculture.jp/sansevieria-trifasciata/

【土植え・株分け】
植え替え直後のサンスベリアは、お水を吸い上げることができないので2週間ほど水やりと肥料は控えましょう。しばらく経つと根が出て可愛い子株が生まれます。

https://hitohana.tokyo/note/3098

【土植え・株分け】
株分けを行った場合は、植えつけ後に水をたっぷりと与え、根付くまで2週間程度日陰で管理します。
購入したりして根のない苗を植える場合は、植えつけ後2週間ほど水やりは控えます。

https://www.komeri.com/howto/html/04500.html

サンセベリアの植え替え直後の管理のいろいろ

インターネットの情報では、植え替え直後、日陰で育てること、肥料を控えることは共通していました。

水やりは、植え替えと株分けを同じように考えてよいのかわかりませんが、水を与える情報もあれば、水やりを控える情報もありました。

サンセベリアの日常の管理(水やり)

インターネットの情報

ハイドロカルチャー一般の情報

水やりは、ハイドロカルチャー用土が乾いたら、植物の根が1cmつかる程度に与えましょう。水を与えすぎると根腐れの原因になってしまいます。

https://magazine.cainz.com/article/8032

サンセベリアの情報

【ハイドロカルチャー】
ハイドロカルチャーは日光によって水温が上昇すると根が傷みやすくなるので、夏は半日陰に置いて育成することが大事です。
水やりは根腐れを防ぐため、鉢の中が完全に乾いてから行うようにしましょう。
鉢底に水が無くなり、2~3日経ってから与えるのがポイント。また、時々は霧吹きで葉に水をスプレーして、葉水を行います。
また、肥料は根からすばやく吸収できる液体肥料や活力液を植えてから2~3週間後に与えます。

https://www.garche.jp/cultivation/GD7Mm?page=2#item23829

次の水やりは鉢底の水が完全になくなって2~3日してから。水位計は赤い針が[min]まで下がりきるのを確認します。容器に水がなくなっても植物は発泡煉石に含まれている水を吸収。鉢底の根にも時々新鮮な空気を与えてやることが大事です。

https://www.komeri.com/topic/CKmSfFeaturePage.jsp?dispNo=005001002003

サンスベリアは冬になると休眠します。11月下旬~3月中旬まで水を一滴も与えないでください。この期間に水を与えると、葉が腐ってブヨブヨになり、最悪の場合は枯れてしまいます。但し気密性の高いマンションなどで常時15℃以上ある部屋に置く場合は、一カ月に一度を目安に土がカラカラに乾いいたら水やりを行ってください。しかしながら空気中の乾燥は嫌いますので、霧吹きなどで葉っぱに葉水をかけてあげ、葉の表面のほこりなどを落とし、綺麗な状態を保ってあげましょう。

https://www.apego.jp/sansevieria.html#block02

病気:立枯病など
冬に葉が倒れるように枯れるのは、寒さによる被害です。春と秋に葉の上から水を与えると立枯病が発生し、葉を傷めます。風通しのよい場所に置き、葉に直接水をかけないようにします。

https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-75/target_tab-2

サンセベリアの日常の管理(水やり)のいろいろ

ハイドロカルチャーの一般の水やりは、用土が乾いたら底に水をためることです。しかし、サンセベリアは乾燥を好み、そもそも、ハイドロカルチャーの最適化というとそうでもなさそうなもののようです。用土が完全に乾いたら水を与えたり、寒い時期は水やりを控える、サンセベリアに適した管理が必要なようです。

また、葉水については、やった方がよい情報、やってはいけない情報がありました。

サンセベリアの正しい育て方

インターネット上にサンセベリアの育て方等がたくさん公開されていました。しかし、情報は一律のものではありませんでした。サンセベリアにも様々な種類があること、温度、季節などの環境面等も、出されている情報によって様々なことも要因でしょう。これらを押さえた上で、自分で判断するしかないのではと思いました。

インターネット上の情報を参考にするポイント

出典元の信頼性

調べたい内容の信頼できる出所からの内容かどうかがひとつのポイントになるでしょう。大手の園芸店の情報だったり、書籍になっている情報などがひとつの基準となりそうです。

具体的な事例が掲載されているかどうか

テキストに書いているようなことをまとめているような内容は、書かれていたことを実践した後の植物の様子がどうなっているのかわからないと、正しいのかどうかわかりません。特に、植物の育て方は、継続した管理が大切です。新しい芽が出てきた、枯れてしまったなど、成功事例や失敗事例が掲載されているサイトの育て方は、参考になるでしょう。

関連した情報を参照する

ハイドロカルチャーの情報は土植えに比べて多くはありませんでした。ハイドロカルチャーのみの情報にこだわらず、多くの情報がある関連した土植えの情報を参照することなども必要でしょう。

複数の情報の組み合わせに留意

一貫した情報は、ある説明があった上で、次の説明があるものです。異なるサイトから、様々なものを勝手に組み合わせると、意図しない内容になってしまうことが考えられます。異なるサイトから、複数の情報を組み合わせる場合は、それぞれの因果関係に留意することが必要でしょう。

広告料目当ての可能性がある

ハイドロカルチャーに使用する用土、根腐れ防止剤、鉢等は、様々なものがあります。広告料目当てに、広告料が入る商品をおすすめしたり、必要以上にハイドロカルチャーに使用する園芸品を掲載しているサイトがある可能性があることにも留意が必要です。

当サイトで採用した「ハイドロカルチャーでサンセベリアを育てる方法」

当サイトで採用した「ハイドロカルチャーでサンセベリアを育てる方法」は、枯らしてしまった事例の多くは水のやり過ぎでした。そのことから、乾燥気味の情報を多く採用しました。

植え替え

  • 根腐れ防止剤として「ミリオンA」を使用
  • 新品のハイドロボールを洗い、濡れたままで使用
  • 植え替え直後2週間は、日陰で育て、水、肥料を与えない

水やり

  • ハイドロボールが完全に乾いたら水を与える
  • 葉水はしない
OCTくん
OCTくん

サンセベリアを育てて数日しか経過していないため、この情報が正しいかどうかは、わかりません。適宜、サンセベリアの様子を紹介していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました